ネット誹謗中傷にお悩みの徳島県の方へ
ネット誹謗中傷でお悩みの方は、できるだけ早く対処に踏み出すべきです。放置しておくと、被害が広がってしまう恐れが高いため、誹謗中傷コメントがある場合は削除依頼をし、専門家に相談した上で嫌がらせなどを防止する措置をとっていくべきです。
今回は、ネット上の誹謗中傷にお悩みの徳島県にお住まいの方のために、ネット誹謗中傷への対処法をお伝えします。ネット上の嫌がらせ被害の実態から、名誉毀損行為がある場合の削除依頼の方法、誹謗中傷が収まらない場合にすべきことについて、ご説明いたします。
ネット上の嫌がらせ被害の実例
ネット上で誹謗中傷や嫌がらせを受けている場合、被害には2段階があると考えられます。1段階目はネット上のみで嫌がらせを受ける段階、2段階目に進むと現実での嫌がらせを受ける段階に発展してしまいます。具体的には以下のような被害が発生します。
①ネット上での嫌がらせ
- 友人やフォロワーからのいじめ
- お店や自身のSNSに誹謗中傷コメントが連日届く
- 異なる意見の人たちから叩かれる
- プライバシーに関わる内容が書き込まれる
ネット上で様々な嫌がらせを受けますが、被害は基本的にネットの中に止まっているケースです。
②現実での嫌がらせ
- 家やお店にいたずら電話がかかってくる
- 家やお店に落書きをされる
- お客さんからストーカー被害を受ける
1段階目を超え被害が拡大していくと、嫌がらせ電話な現実の被害が大きくなってきます。ネット上だけでの情報で住所や電話番号などを特定するのは難しいと考えるかもしれませんが、SNSだけでなく土地勘のある人が利用する地方版の掲示板サイト(爆サイ、ホスラブ、5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)など)にて情報を集めればどこに住んでいるのかなど、通常なら知り得ないような情報も加害者が見つけ出すことがあります。
可能であるなら、1段階目にあるときに放置をせずにきちんとした対処をしていくことで現実に起きる被害をできる限り少なくすることができます。
名誉毀損行為がある場合は、削除依頼を
ネット上で言われのない中傷被害やデマの被害がある場合には、できるだけ早く以下の対応をすることが肝心です。
- 削除依頼を行う
- 加害者に警告をする
- 現実の被害がある場合には、警察へ連絡する
まずは、誹謗中傷が行われているサイトにて当該問題コメントなどの削除請求を行いましょう。掲示板サイトなどでは、お問い合わせのページから「誹謗中傷にあたる」「名誉毀損にあたる」「プライバシーの侵害に当たる」などを根拠に、フォーマットに沿って、削除依頼のメッセージを送信します。削除可能である場合は、1週間-10日程度で削除が実行されるでしょう。SNSの場合は、問題投稿から「報告」のボタンに従って問題を報告すれば2-3日以内には対応が行われます。
次に、加害者と連絡が取れる場合は、「今後誹謗中傷を行った場合には法的措置に出て本人を特定し、損害賠償請求を行う」と警告しておきましょう。ほとんどのケースでは警告されたことにより今後の誹謗中傷をすることはなくなります。
最後に、現実に嫌がらせの被害を受けている場合には警察に相談してください。嫌がらせ電話やいたずら書きなどは対処法を教えてくれるケースもありますし、捜査が始まり犯人が見つかれば、刑事告訴することも可能です。
誹謗中傷がやむ気配がない場合は、弁護士に相談する
上記のような対応を取った場合でも、複数人の加害者がいる場合や警告を無視された場合には誹謗中傷が止まないことがあります。その場合には、ネットトラブルに詳しい弁護士に相談して、加害者への対処を進めていくことが大切です。弁護士に依頼すべき理由としては、以下が挙げられます。
- 犯人を特定できる
- 損害賠償を請求できる
- 将来的な嫌がらせ行為を防ぐことができる
まず、加害者に行為の責任を取らせるためにも、氏名などを特定すべきです。加害者の特定手続きには法的手続きが必要となりますが、弁護士に依頼すれば被害者は手続き負担なくスムーズかつ迅速に特定手続きを進めていくことができます。
また加害者が判明したら、損害賠償請求をしましょう。お店にいたずら電話がやまないなどの被害が出ている場合には、営業もままならないはずです。お店に損害が出た場合は得られるはずであった営業利益を請求できます。嫌がらせの影響で精神的被害が発生した場合にも、通院費や苦痛に対する慰謝料を請求できるのです。
そして、将来的な嫌がらせ被害を防ぐことも重要です。誹謗中傷を行う人は鬱憤を晴らすために行っている人もいますが、正義感から間違った行動に出ている人もいます。名誉毀損や業務妨害などで訴え、損害賠償を請求することにより、彼らが信じていた事実に根拠はないこと、デマであったことなどを示すことができます。名誉を回復できるだけでなく、今後同じようなデマを見た人が損害賠償請求もあったことも知ることになり、同様の行為を抑止することができるでしょう。
一度ネットに広がったデマや悪評を全消去するのは難しいことです。しかし、きちんと対応したことにより今後のトラブルを防止できるのですから、厳しい対処で臨むべきです。
徳島県でネット問題に強い弁護士に相談を
ネットトラブルに巻き込まれたら、徳島県にあるネット問題を取り扱う法律事務所に相談しましょう。弁護士に話を聞いてもらいきちんと対処してもらうためにも、何度か会って実際に実績がある人なのか、信用できるのかを確かめてから依頼することをおすすめします。そのためには、通いやすい地元でネットトラブルに精通した弁護士に探す方が便利です。拡散を防ぐためにも、お早めに弁護士にご相談ください。