爆サイ削除方法と誹謗中傷の書き込み犯人特定方法【2021年版】
爆サイ.comで名誉毀損になる投稿をされた、という人もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、爆サイで誹謗中傷され…[続きを読む]
匿名掲示板「爆サイ.com」では、個人に対する誹謗中傷が繰り広げられることも多く、しばしば問題となっています。
自分が知らない間に掲示板で誹謗中傷が行われ、被害を受けたというケースもあります。
ネット上の書き込みは拡散が早いため、被害が拡大する前になんとか対処したいものです。
そこで今回は、自分で爆サイのコメントを削除する方法や、削除依頼文の書き方などを解説していきます。
「爆サイ」とは、地域に特化した日本最大級のローカルコミュニティ掲示板であり、正式名称を「爆サイ.com」といいます。
正式名称は「爆サイ.com」ですが、ばくさいと、バクサイト、ばくさいcom、爆砕.com、暴サイ、爆砕ドットコムなどと間違われることも多いです。
現在では月間10億PVに上っており、ニュース速報・スポーツ・動画・政治・芸能・風俗などあらゆるカテゴリーとジャンルが揃っています。
ただ、冒頭でも述べたように爆サイでは誹謗中傷や個人情報の漏洩といった問題のある書き込みも多くされています。
投稿者の匿名性から、過激な言葉での投稿もされることも少なくありません。
また、地域に特化していることで少しの情報から個人が特定されてしまうこともあり、心身共に被害を受けることもあります。
それでは、実際の被害事例を簡単に見てみましょう。
爆サイでは以下のような被害が多発しています。
このような被害は何も有名人に限った話ではなく、一般人でも被害に遭うことがあります。
爆サイにある書き込みを自分で削除申請することには、メリットとデメリットの両方が考えられます。
両方を見て自分で削除すべきか検討することをおすすめします。
自分で爆サイに削除を申請するメリットは、主に以下2点です。
自分でやるため、弁護士への依頼料といった費用を払う必要がありません。
また、代わりに削除依頼をしてくれる人を見つけたり、契約手続きを行うといった手間もかかりませんので、場合によっては迅速に対処することが可能です。
一方、自分で削除依頼をするデメリットも存在します。
下記4点が主なポイントです。
上記のような場合や被害が甚大である場合では、自分で行うのではなく、知識があって冷静に対応してくれる専門家に任せた方がいいでしょう。
それでは、ここからは自分でできる削除申請の方法をご紹介します。
爆サイで書き込みが削除される基準は、利用規約に反しているかどうかになります。
そのため、自分で爆サイの削除申請をする際には、利用規約と照らし合わせて違反しているかどうかを確認することが必要となります。
爆サイの利用規約第3条には、以下の行為が禁止されています(一部抜粋)。
【参考】爆サイ利用規約
利用規約のどの項目に違反しているのか、チェックしておきましょう。
また、上記禁止事項に明記されていないものであったとしても、明らかに不適切であると考えられる場合は管理者に訴えれば削除される可能性があります。
「爆サイ」では、削除フォームによる削除申請窓口を設けています。
各スレッド及びレスが表示されている画面の一番下に「削除依頼」というボタンがあります。
削除フォームでは、以下について記入します。
これらを入力して送信すれば、削除依頼は完了です。
削除されるかどうかの大事なポイントは「削除依頼理由」にあります。
先述した通り、基本的には禁止事項に当たる場合にのみ削除が実行されます。
そのため、削除申請理由では
上記3点を客観的かつ具体的に記載する必要があります。
削除依頼文の作成に困っている場合は、下記のテンプレ(例文)をご利用ください。
該当する利用規約等を変更すれば幅広く利用できます。
削除理由が曖昧だったり、自分にとって不都合だからというような主観的なものだったりすると、削除されない可能性もありますので気をつけましょう。
削除依頼をするにあたって、注意するべき点がいくつかあります。
「爆サイ」の注意事項には、
との記載がされています。
この通り、短期間で同じ削除依頼をすると、逆にブラックリストに入れられてしまうため注意しましょう。
なお、複数の問題投稿がある場合には、ひとつひとつ削除依頼をする必要があります。
該当するレスが違う場合は、連続削除依頼には当たりません。
利用規約違反に当たっているとしても、必ずしも削除されるわけではありません。
最終的には運営側の判断に委ねられているので、問題ないとされれば削除されないことに留意してください。
もし、削除されなかった場合は法的な対応で削除してもらう必要があります。
ネット上では、しばしば削除代行業者を見かけることがあります。
ですが、爆サイ等の書き込みの削除は、権利侵害などを理由にして管理権者に一定の措置を求めるもので、弁護士が行う法律事件と考えられます。
したがって、弁護士以外でこうした削除代行を行うことは、非弁行為といって違法なものです(弁護士法第72条)。
削除依頼は当事者本人が行うか、弁護士にご依頼ください。
「削除フォームからの削除申請方法によっても削除されない」「消すだけではなく、投稿者を特定して慰謝料を請求したい」という場合は、弁護士への依頼がおすすめです。
弁護士に依頼すれば、送信防止措置請求や裁判所の仮処分命令などを利用して法的に投稿の削除をしてくれます。
また、発信者情報開示請求により犯人を特定し、損害賠償請求までのサポートもしてくれます。
早期に解決を望む場合や被害が甚大であるという場合には、自分で削除依頼をするより最初から弁護士に任せてしまうのがよいでしょう。
爆サイの誹謗中傷・プライバシー侵害投稿に悩んでいる方、爆サイの誹謗中傷対策を行いたい方は、ネットトラブルに強い弁護士または弁護士事務所にご相談してみてはいかがでしょうか。