迷惑電話番号サーチズの誹謗中傷を削除依頼をする方法 [2020年版]

営業電話

「迷惑電話番号サーチズ」は、電話番号から迷惑電話かどうかを判断できるサイトです。最近では、テレビでも取り上げられるなど、知名度も徐々に伸ばしています。知らない番号から電話番号がかかってきたとき、迷惑電話かどうかを検索できれば本当に便利です。

しかし、「迷惑電話サーチズ」は原則として、迷惑電話を受けた人々の口コミから成り立っています。そのため、特定の企業や個人に悪意を持つ人が、「迷惑電話だった」と書き込んでしまうケースもあります。この場合の被害は深刻です。削除されるまで、個人や企業にさまざまな悪影響があることが想定できます。今回は、「迷惑電話番号サーチズの電話番号・誹謗中傷書き込みをどうやって削除するか」についてご紹介します。

迷惑電話番号サーチズとは

まずは、「迷惑電話番号サーチズ」について理解していきましょう。まず、「迷惑電話番号サーチズ」とは、どんなサイトなのでしょうか。

「迷惑電話番号サーチズ」とは、簡単に言うと、迷惑電話番号を集めた掲示板サイトです。ユーザーからの情報で、迷惑電話であったことが書き込まれそれが蓄積されていくことにより、データベース化しているものと考えられます。ユーザーが提供する情報は次3つ。原則として、①着信日、②時間、③着信回数のみです。また、どのような内容の電話だったのかを共有するため、「セールス電話だった」、「ワン切りだった」、「無言電話だった」などの迷惑電話の詳細も書き込めるようになっています。

知らない番号からの着信時に便利

迷惑電話かどうかの特定方法は、サイト下部に記載されている市外局番などから迷惑電話がないかを自分で探していくことになります。かかってきた電話番号ユーザー側としては、「迷惑電話だったんだ」と安心できたり、逆に「知り合いかも?」と折り返し電話をするかどうかの基準になるため、便利なサイトとなっています。検索できる電話番号は、スマホなどの携帯電話番号だけでなく、固定電話はもちろん国際電話、フリーダイヤルまで掲載されています。専用のアプリも登場しており、便利なアプリとして親しまれているようです。最近では、テレビでも紹介されているため、知名度はどんどん上昇しています。

迷惑電話かどうかを調べる電話帳

このように、「迷惑電話サーチズ」は、迷惑電話専用の電話帳のような役割を担っています。これによって、迷惑電話を避けられるというメリットがあり、コメントも記載できることから一種の掲示板コミュニティサイトとしても機能しているのかもしれません。

迷惑電話番号サーチズに書き込まれる理由

では、どんな内容の迷惑電話が実際に書き込まれているのでしょうか。

掲示板をみてみると、詐欺電話、執拗なセールス電話、無言電話、内容の怪しい電話など明らかに迷惑電話であるとわかるような電話番号が記載されています。「—という内容で不快でした。」というように、個人の気持ちも一緒に書かれることもあるようです。このようなケースの場合、書き込む理由はサイトの理念にかなったものだと思います。詐欺電話などの場合、事前に共有することで被害を防ぐことができますし、利用者全員のメリットになるといえるでしょう。

しかし、書き込まれる内容はこれだけではありません。時には、企業名や個人名、誹謗中傷なども一緒に書き込まれることがあります。このようなケースでは、「情報を共有すべき」という目的よりも、悪ふざけや個人的恨みなどの理由があるのかもしれません。

悪い書き込みの根拠などは定かではない

実際、「迷惑電話番号サーチズ」は、個人の体験談を書き込む形式になっています。そのため、実際に迷惑電話があったのかどうかや、悪い書き込みの根拠などは定かではありません、この点については、個人の良心に任せているというところもあると思います。

このように、「迷惑電話番号サーチズ」に書き込まれる内容というのは基本的に自由です。詐欺電話などの悪質な電話を報告することでユーザーの役に立つ場合もあると思います。しかし、根拠なく書き込まれてしまう場合は、個人的な恨みや悪ふざけ、嫌がらせなど別の理由が潜んでいるのかもしれません。

企業への影響

では、企業の誹謗中傷などが書き込まれた場合の影響について考えてみましょう。

企業の名前とともに電話番号や誹謗中傷コメントが一緒に掲載されてしまったとします。この場合、まず企業イメージが悪化する可能性があります。ネット上に書き込まれた悪評というものは、拡散が早く一気に広まります。ここを始めとして、他の関係ない掲示板に書き込まれることもあるでしょう。この場合、企業のイメージは急速に悪化してしまいます。また、実際の営業利益にも影響するでしょう。特に、電話営業をしている企業である場合、「電話に出てもらえない」など深刻な影響が考えられます。

サイトの名前自体が「迷惑電話番号サーチズ」と銘打っているため、ここに記載される電話番号には悪いイメージがつきまといます。仮に虚偽の情報が書き込まれたとしても、虚偽かどうかを確認する方法はありません。そのため、電話番号自体に悪いイメージがついてしまうという悪影響が出てきます。

個人への影響

これは、企業でなくとも個人でも起こり得ます。最近では、嫌がらせで携帯電話の電話番号をインターネット上に書き込むという被害が相次いで報告されています。サイト目的から考えて、「迷惑電話番号サーチズ」に個人の電話番号を嫌がらせで書くということはあまりないと思いますが、仮に誹謗中傷とともに書き込まれてしまった場合には、逆に迷惑電話がかかってくる可能性もあります。

このように、「迷惑電話番号サーチズ」に電話番号や誹謗中傷コメントを書かれてしまうと、企業や個人に悪いイメージがついてしまいます。この場合、拡散する前に早めに対処することが必要になるでしょう。

被害の事例と「迷惑電話番号サーチズ」運営側の対応策

実際に、誹謗中傷被害も出ているようです。

サイトが求めている情報は、上記でお伝えした電話番号などの3つの情報のみです。しかし、どんな内容の迷惑電話だったのかを書き込めることから、少なからず悪口も書き込まれてしまいます。被害事例としては以下のようなものです。

被害事例

  • 迷惑電話の内容について企業名や個人名とともに「死ね」などの書き込みがある
  • 迷惑電話ではない電話番号が書き込まれる
  • 電話番号とともに誹謗中傷コメントが書き込まれる

実際の被害事例は、上記の通りです。これに対し、サイト運営側も放置はしていないようです。仮に、誹謗中傷コメントがある場合は、サイト運営側の判断で削除されることもあります。

権利を侵害する書き込みへの注意書き

「迷惑電話番号サーチズ」のトップ画面では、

「情報を提供いただく際は、着信日、時間、着信回数等の情報のみご提供下さい。電話してきた相手の個人名や企業名を特定したり、相手を誹謗中傷するような表現等、相手の権利を侵害するような書き込みはさけていただきますようお願いいたします。」

と大きく注意書きがあります。サイト運営側としても、この点につき苦慮していることが伺えます。

このように、「迷惑電話番号サーチズ」側も、誹謗中傷コメントなどについては自主的に削除することにより対応策を講じているようです。もっとも、運営側が発見できなかったケースや微妙な判断が必要なケースでは、被害者の側から削除依頼をする必要があります。

自分で削除依頼する方法

次は、自分でできる削除依頼の方法についてみていきましょう。

自分でできる削除依頼の方法

「迷惑電話番号サーチズ」では、誹謗中傷コメントなどの不適切な書き込みにつき、削除依頼を受け付けています。サイトのトップ画面下部にある利用案内メニューでも確認することができますが、ここでもお伝えしておきます。

まず、コメント削除を依頼する場合は、「問題のある電話番号ページのコメント投稿画面」に移動します。文頭には、「コメントの削除依頼」と記入します。次に、必要な情報を記入しています。記入すべきなのは、①削除を希望数コメント番号、②削除を要請する理由、③削除依頼者の情報(業の場合:会社名、担当者名、電話番号など)、④削除依頼者のメールアドレス(名前欄に入力)の5つの項目です。記入すべき項目は以上です。これで、一旦削除依頼に対する対応を待つことになります。

削除依頼につき対応をしてくれる場合は、次のステップに進みます。運営側から削除依頼対応に関するメールが届きます。その後、送られてきたメールに対し、提出資料を添付します。提出資料で必要とされるのは、「削除依頼者が権利者であると証明できるもの」です。運転免許証などの身分証明書が適切でしょう。

削除依頼に関する手続きは以上となります。削除依頼を行う場合、必ず必要なことは、文頭に「コメントの削除依頼」と記入することです。これがないと、対応できないそうですので、ここはしっかり守るようにしましょう。

削除規定

一番気になるのは、実際に「削除は実行されるのか」ということでしょう。では、実際にどのような基準で削除対応をしてくれるのでしょうか。

実は、「迷惑電話番号サーチズ」には、これについての規定を公開していません。そのため、どのような基準で削除対応を行っているのかは不明です。もっとも、先に書いたように迷惑番号サーチズ側も風評被害などの対策に苦慮している様子が伺えます。そのため、トップページに掲載されている点が削除のポイントになりうるでしょう。

トップ画面の注意書きでは、「相手の権利を侵害するか若しくは侵害の恐れがある」、「違法が若しくは違法のおそれがある」、又は「不適切である当社が判断した場合」に削除を実行すると記載してあります。この注意書きは、削除依頼に対応するための基準ではないようですが、運営側で独自に行う削除の基準と取ることができます。そのため、この3つに違反すると考えられる場合に、削除対応をしてもらえると考えることができるでしょう。

上記文言を一般的な解釈で捉えると、①誹謗中傷が名誉毀損に当たる可能性がある、②営業妨害に当たる可能性がある、③プライバシーを侵害する可能性がある、④違法とまでは断定できないが個人の心情を傷つける可能性がある場合、に削除対応を検討し実行すると考えられます。

もっとも、利用案内メニューでも記述してある通り、削除するかどうかは、迷惑電話番号サーチズの最終判断に任されています。そのため、上記に該当する事実があるとしても、削除が実行されない可能性もあるということを想定しておきましょう。

確実に削除したい場合は、ネット誹謗中傷の削除に詳しい弁護士に無料相談することをお勧めします。

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注意すべきポイント

次は、削除依頼の際に注意すべきポイントについて理解しておきましょう。

削除理由は具体的に記述すること

削除依頼では、削除を要請する理由を書かなければいけないと先にお伝えしました。これについては、十分考えた上で記述するようにしましょう。

というのも、削除依頼の中でもここが一番のポイントとなるためです。内容は具体的かつシンプルに、客観的に権利侵害があることを訴えることが重要です。例えば、「当該コメント内の「…」という文言は、根拠なく弊社を誹謗中傷する内容であり、営業利益を侵害する行為です。」というように、具体的にコメントのどの部分によって何が侵害されるのかについて記述するようにしてください。内容にもよりますが、削除理由が具体的である方が削除が実行される可能性が高くなると思います。

削除依頼は公開される

削除依頼は、原則として公開されます。また、書き込んだ内容だけでなく、IPアドレスなども運営元は把握することができます。この点を踏まえた上で削除依頼をする必要があるでしょう。

原則公開については、削除依頼について記述がある「利用案内」ページにも記述されています。そのため、書く内容にも注意が必要です。あまり相手を責めるような内容を書くと、関係のない別の掲示板などで炎上する可能性もあります。余計なことは書かずに、端的に削除理由を書くようにしましょう。また、公開されるのが困るというケースでは、自分で削除依頼をすることを一旦止めて、弁護士に相談する方法も検討してみてください。

削除が実行されるかはわからない

先にもお伝えした通り、削除依頼が実行されるかは、運営元の判断に委ねられています。そのため、削除が実行されないからといって、何度も削除依頼することは賢明な判断とはいえないと思います。運営元に威圧的だと思われてしまうと、逆に無視されてしまう可能性も高くなってしまいます。削除依頼が実行されないと分かった段階で、法的手段を検討するなど別の手段をとるべきです。

削除が実行されない場合は弁護士相談

削除が実行されない場合は、最終手段として弁護士に相談することも検討してみてください。早めに相談をしておくことで、対処もしやすくなります。

弁護士の役割

では、弁護士に依頼すると、どのような対応を取ってくれるのでしょうか。

まずは、依頼者の意向に基づき、運営元に削除依頼を請求します。メールあるいは削除依頼方法に基づき実行しますが、弁護士を通しての連絡であるということも同時に伝えます。これで削除が実行された場合には、ひとまず安心です。

次に、被害が深刻な場合、損害賠償を請求するため、相手方を特定することになります。「迷惑電話番号サーチズ」に、誹謗中傷を書き込んだ人物のIPアドレスの公開請求を訴訟外で行います。これに応じてくれない場合は、裁判所に対し仮処分を請求します。無事、公開が認められた場合は、プロバイダに個人情報の提供を請求し、犯人の氏名や住所などを特定します。ここまで進んだら、最後に、民事訴訟で損害賠償を請求することになります。

仮に、悪質な書き込みの場合は、名誉毀損や偽計業務妨害などで刑事事件化することも視野にいれることが可能です。

誹謗中傷コメントに悩まされている場合は、弁護士に相談を

インターネット上の誹謗中傷コメントなどによる風評被害は深刻です。実際は間違いだったとわかっても、イメージだけが付きまとい営業損害などのダメージを受け続けることもあります。

このような被害を防ぐためには、できるだけ早い段階で法的措置を検討することが重要です。早めの対処で、被害を最小限に抑えましょう。

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