YouTubeのアカウントが停止された!垢BANと対処法について

YouTubeアカウント停止

「動画を投稿していた自分のアカウントが突然停止された…。」
「今まで見れていた動画が再生できなくなってた!」
というような経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

YouTubeアカウントの停止は、特にクリエイターにとっては死活問題です。

今回は、このような状況になった原因は何なのか、どうすれば元に戻せるかなど、事例を交えて解説していきます!

YouTubeチャンネルBAN・垢BANとは

YouTubeにおいて、「チャンネルBAN」「垢BAN」といった言葉をよく耳にすると思います。
これらの言葉はチャンネル(=アカウント)の停止という意味を表しています。

アカウントが停止されると、今まで投稿した動画に「この動画は再生することができません」と表示され、閲覧できなくなります。
また、その動画をお気に入り登録していた一般ユーザーも、解除されない限り永久に見ることができません。

ここで注意しておきたいのが、この「停止」というのは「一定期間が経過すれば解除される」という意味ではありません。
一度停止されると、自分から対応しない限り使うことはできません。
そういう意味で、停止=削除と呼ぶことも多いです。

なぜYouTubeアカウントが停止されてしまうの?

それでは、なぜアカウントが停止されてしまうのでしょうか。
主に2つの原因が考えられます。

①コミュニティガイドライン違反

YouTubeにおける動画投稿は「コミュニティガイドライン」に沿って行わなければなりません。
コミュニティガイドラインで禁止されているコンテンツは以下の通りです。

ヌードや性的なコンテンツ ポルノなど、性的満足を意図した露骨なコンテンツ
有害で危険なコンテンツ 深刻な身体的危害や死亡のおそれがある危険行為または違法行為の助長を目的としたコンテンツ
不快なコンテンツ 国籍や性別など、ある特性に基づいて個人や集団に対する暴力や差別を助長するコンテンツ(所謂ヘイトスピーチ)
暴力的で生々しいコンテンツ 視聴者に衝撃や不快感を与えることを目的とする暴力的または残虐なコンテンツ、もしくは他のユーザーに暴力行為を促すコンテンツ
嫌がらせやネットいじめ 個人に対する脅迫、中傷、悪意のある侮辱などを含むコンテンツ
スパム、誤解を招くメタデータ、詐欺 YouTube コミュニティを悪用するスパムや詐欺などの欺瞞行為、また、他のユーザーを欺いて YouTube から別のサイトに移動させることを主な目的とするコンテンツ
脅迫 ストーカー行為、脅迫、いやがらせ、恐喝、プライバシーの侵害、他のユーザーの個人情報の漏えいといった行為や、他のユーザーを扇動して暴力行為に走らせたりするコンテンツ
著作権センター 許可を受けずに著作権のあるものを使用して作成したコンテンツ、他者が著作権を所有しているコンテンツ
プライバシー 個人情報の漏洩、プライバシーの侵害など個人が特定できそうなコンテンツ
なりすまし 他人や他のチャンネルになりすますことを目的としたコンテンツ
子どもの安全 未成年者の心と体を危険にさらすコンテンツ
その他のポリシー 若年層のユーザー向けとして不適切な言葉、露骨な性的表現や冒涜的な表現が使用されているコンテンツや、そのようなメタデータが関連付けられているコンテンツ

これらに該当するような動画の投稿を行うとYouTubeのシステムによって自動的に発見され、動画の削除やアカウントの停止が行われます。

②第三者による通報

また、YouTube側から自動でアカウント停止される他に、第三者の手によってアカウントが停止されることもあります。

著作権侵害での通報

投稿した動画内で、許可の得ていない著作権のある音楽や画像といったコンテンツを使用していると、著作権違反を理由として停止されることがあります。

これは、著作権者から直接YouTubeに向けて正式な法的要請がされることで著作権法に則り行われ、コミュニティガイドライン違反とはまた別の措置方法となります。

ネットユーザーからの通報

5ちゃんねる、2ちゃんねるといったユーザーが故意的・集団的に大量通報を行い、アカウントが停止されてしまうこともあります。

これに関しては、悪意をもって、ある一人のクリエイターをターゲットに行われることもあれば、コミュニティガイドラインに違反している様々なクリエイターの動画をターゲットに通報するケースもあるそうです。

その一例としてあげられるのが「ネトウヨ春のバン祭り」です。
この事件は、2018年に5ちゃんねるのユーザーが「人種差別を扇動するコンテンツの禁止」に違反している可能性が高い動画を集団で通報し、多数の動画の削除およびチャンネルの停止に至った騒動となりました。

 

以上のような原因のほかにも、YouTubeは一年に1,2回不適切な動画を削除するために大量にチャンネルを停止することがあります。(チャンネルBAN祭り)

これらの措置はシステムによって自動に行われるためか、実態としては違反もしていないのに間違って停止されることも多いようです。間違ってアカウントを停止されることを「誤BAN」と呼んだりもします。

アカウント停止のシステム

違反になる動画があると一体どのような経緯でアカウント停止となるのでしょうか。
アカウント停止までの流れを簡単にご説明します。

①コミュニティガイドライン違反の場合

クリエイターの中には意図的ではなく、知らないうちにコミュニティガイドラインに違反している動画を投稿してしまう人がいることが予想されます。
そのため、YouTubeは最初の一回に限っては「事前警告」を行います。

「事前警告」を受けた後、再びコミュニティガイドライン違反をすると「違反警告」を受けることになります。
この「違反警告」を受けたときから一定期間動画を投稿できなくなるなどといったペナルティーが科されることになり、3回目の違反警告を受けるとチャンネルが停止・削除されることになります。

②著作権違反の場合

著作権違反によって警告を受けた場合、初回の警告が「事前警告」として取り扱われます。
それと同時に、著作権について学ぶコピーライトスクールを受講しなければなりません。

また、3回目の警告になるとアカウントと提携している全てのチャンネルの停止、動画の削除、新しいチャンネルの作成が不可となります。

以上のように、事前警告、3回の違反警告と何回かは間違って違反してしまっても停止措置前に修正をすることができるようになっています。

(詳しくはhttps://support.google.com/youtube/answer/2802032?hl=ja&ref_topic=9387060

しかし、そのコンテンツやクリエイターの悪質さによっては、警告を行わずに直ちにアカウント停止が行われることもあります。
BAN祭りなどの対象になったチャンネルも警告がされないまま停止されることが多いようです。

YouTubeチャンネル停止の事例

では、実際にどんな内容の動画によってチャンネルが停止されるのでしょうか。
様々な事例を参考に、具体的に見てみましょう。

ラファエル

ラファエルは登録者が200万人を超えるチャンネルをもつ、人気YouTuberの一人です。
彼のチャンネル停止処分は「コミュニティガイドライン違反」によるものでした。
また、3回の違反警告もなく、いきなり停止措置をとられたといいます。

ラファエルのチャンネルが停止された原因として考えられることは主に3つあります。
一つ目はアダルトチックな内容や体を張るような過激な内容といった不適切な動画が多数あったこと、二つ目は禁止されている広告による収入を暴露してしまったこと、三つ目はアフィリエイトのような怪しい商売動画を投稿したことです。

ラファエルは自身も不適切な内容の動画を投稿したことを認めており、その後は改めて新しいチャンネルにて活動しています。

KAZUYA

KAZUYA Channelでは時事問題や政治問題に対する「物申す」系動画が多数投稿されていました。
このチャンネルの停止理由としては「スパムポリシーの違反」であったそうです。

ただ、チャンネル停止がされる前から政治系YouTuberのチャンネルをBANしようという動きがあったり、KAZUYAさんのアンチがチャンネルを停止しようとしていたらしく、これらのネットユーザーによる大量の通報がチャンネルの停止につながったと考えられています。

現在では停止が解除され、元のチャンネルにて動画投稿を行っています。

YouTubeアカウントを復活させるには?対策はないの?

アカウントを停止されたらもう二度と復活できないのかというと、そうでもありません。
YouTubeでは間違ったアカウント停止を防ぐために、「異議申し立て」をして再審査をできるようにしています。

以下ではアカウント停止を解除する方法や対策をご紹介します。

異議申し立て

①メールを確認

アカウントが停止されると停止の理由を説明するメールが送られてきます。
そのメールには「コミュニティガイドライン違反」などと大まかな内容しか書かれておらず、何がどのように違反なのかわかりません。

しかし、アカウントが停止される前に送られてくる「違反警告」のメールであれば、どの動画がどのように違反しているのか具体的に書かれています。
そのメールを参考に、該当動画を削除したり、修正するようにしましょう。

ですが、前述したように、警告もなくアカウントが停止されたという言う人も少なくありません。
その場合は投稿した動画を一度振り返り、不適切な内容ではないか、著作権がある音楽や画像を使っていないか自分で判断するしかありません。

修正や確認が終わった方は申し立てを行います。

②異議申し立てと再審査の要求

異議申し立てはフォームに記入をして送信することで行うことができます。

フォームに記入する内容は以下の通りです。

  • 氏名
  • チャンネルと紐付けられているGmailのアドレス
  • 自分のチャンネルのID
  • 異議申し立てをする理由

上記の記入が終わったら送信し、返答が来るまで待ちます。

③回答を待つ

異議申し立てをしてYouTubeから返答が戻ってくる期間は、場合によって違います。
数時間で復活したというチャンネルもあれば、数日かかる場合もあります。

もちろん、すべてのチャンネルが復活できるとは限りません。
残念ながら復活できなかった場合は新しくチャンネルを作らなければなりません。

上記は主にコミュニティガイドライン違反に対する異議申し立ての方法ですが、著作権侵害による停止に対しても異議申し立てができます。
また、著作権者に対して直接撤回を求めることもできます。
著作権侵害に対する異議申し立てはYouTubeの指示に従って行うようにしてください。

対策はないの?

チャンネルが停止されないような対策方法はあるのでしょうか。
結論としては、完璧に対策することは困難です。

というのも、いくら対策をしていてもネットユーザーから悪意をもって通報されてしまえば防ぐことができないからです。
ただ、自分で気を付けていれば異議申し立てをした際に復活できる可能性が高くなりますので、コミュニティガイドライン違反や著作権侵害はしないように意識することは必要不可欠です。

まとめ

以上がYouTubeにおけるチャンネル停止(垢BAN)の解説になります。
現在のYouTubeではいたるところに違反をしているような動画が見られますが、だからといって自分も違反をしていいとはなりません。

最近では利用規約が変更されたりなど、クリエイターを取り締まる規制が増えてきています。
全てのユーザーがYouTubeを楽しく利用できるようにするためにも、動画を投稿する際には気をつけていきましょう。

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