誹謗中傷に強い弁護士 | 誹謗中傷弁護士相談Cafe
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高校受験ナビとは、全国の高校について偏差値・校風・受験対策などの情報を知ることができる教育情報サイトです。
高校受験ナビは、掲示板への質問や口コミ投稿によってリアルな情報が得られるのが特徴。高校受験を控える中学生やその親御さんにとっては、非常に有益なサイトだと言えるでしょう。
一方で、匿名性の高い掲示板故に、誹謗中傷などの悪質コメントが書き込まれることもあります。
もし誹謗中傷を書き込まれるなどの被害を受けた場合には、どう対処すればよいでしょうか?削除依頼による消し方から犯人特定まで、具体的な方法を解説します。
高校受験ナビに書き込まれる悪質かつ不適切なコメントの例としては、学校そのものの悪口や、特定の先生への批判・人格攻撃などがあります。
必ずしも「相手を傷つけてやろう」という明確な害意を持って個人情報と誹謗中傷を書き込む人だけでなく、「自分は正当な主張をしている」と信じて悪気なく書き込みをする人も中にはいます。
もちろん掲示板に書き込みをする人にも表現の自由がありますから、学校に対して否定的な意見だからと言って必ずしも削除されるとは限りません。
高校受験ナビのガイドラインでも、「世間一般に周知された事件に関する投稿や、投稿文のニュアンスが否定的なだけで誹謗中傷とは言えない投稿などは、削除要請に応じかねる場合もございます」と説明されています。
高校受験ナビでは、投稿削除について「原則として掲示版の掲載(投稿)内容の削除はできかねます」としながらも、例外的に以下のような投稿を削除対象として定めています。
もしご自分についての悪質なコメントを高校受験ナビに書き込まれたら、以上の条件に該当しているのか照らし合わせましょう。
高校受験ナビでは、悪質なコメントの削除依頼の方法が解説されています。
まず「お問い合わせフォーム」を開き、以下の必要事項を入力して送信します。
4つ目の「問題があると考える理由」については、高校受験ナビが公表しているガイドラインと照らし合わせて説明をするとより説得的な文章になるでしょう(例:○○の書き込みは、××のルールに違反しています)。
実際に被害が発生している場合には、その具体的な状況についても記載しておきましょう。
「原則、投稿削除は不可」としている高校受験ナビですが、個人情報の書き込みについては厳正に対処しています。
まず「お問い合わせフォーム」を開き、以下の必要事項を入力して送信します。
なお個人情報の定義については、フルネームが明記されていなくても、複数の情報(あだ名+クラス名など)から個人を特定できる場合も含みます。
上記の手順に沿って削除申請をしたからと言って、必ず削除されるわけではないことに注意が必要です。
もし問い合わせフォームへの記載の仕方が曖昧だったり根拠不十分だったりすると、あなたの主張が相手に正確に伝わらないおそれがあります。
さらに、学校に対する権利侵害について学校側が削除申請をした場合、その内容が書き込みをした人に開示されるリスクもあることに気をつけてください。
これについて、高校受験ナビでは「当サイトの利用者から『削除理由』についての問い合わせを受けた場合は、貴校からご指摘いただいた問題の根拠を質問者に転送させていただく場合がございますので、あらかじめご了承ください」と明記しています。
冒頭でも申し上げたように、書き込みをする側が「誹謗中傷ではなく正当な言い分だ」と信じているパターンも少なくありません。削除申請をしたという事実が相手に伝わることによって、紛争に発展するリスクもあることにご注意ください。
弁護士に頼む場合には、ITの知識やネット界隈の事情に精通している弁護士を選ぶようにしましょう。
弁護士にもそれぞれ得意分野がありますから、離婚・相続や労働事件(パワハラ・サービス残業)などを専門にしている人に相談しても、断れられてしまう可能性が高いです。
口コミや知人からの紹介で探してもいいですが、一番簡単なのは「ネット誹謗中傷 弁護士」のキーワードでインターネット検索をしたり、また当サイトの誹謗中傷に強い弁護士一覧を確認したりする方法です。
無料で法律相談を受け付けている事務所も多いですから、何人かと実際に会話した上で相性の良さそうな弁護士に依頼すると失敗する確率が低くなります。
まずは弁護士から「サイト運営者に削除依頼」を出してもらいます。弁護士はきちんと法的根拠を述べながら説得的にあなたの言い分を主張してくれますし、何より相手に心理的プレッシャーを与えることもできます。
そのため、一度削除依頼を拒否された場合でも、弁護士が出てきた途端に一転して削除に応じてもらえる可能性があります。
任意での削除に応じてもらえない場合には、弁護士が裁判所に仮処分を申立てて、法の力で強制的に削除させるという選択肢もあります(民事保全法第13条、第23条2項)。
仮処分とは、「一応確からしい」という程度の証拠を以って、裁判所がスピーディーに命令を下してくれる制度。
今回のようなケースでは、通常の裁判をしていては時間がかかりすぎて、ようやく判決が出たときには取り返しのつかない被害が生じているおそれがあるからです。
申立てから命令までにかかる時間の目安は、1~2ヶ月程度。相手が命令に応じてくれない場合には強制執行もすることができるので、強い効果が期待できます。
誹謗中傷がかなり悪質であり、何らかの損害が発生している場合には、損害賠償の請求や、刑事責任(名誉毀損・威力業務妨害など)の追及も検討するでしょう。
そのためには、まず書き込みをした犯人を特定しなければなりません。
犯人特定の手順は、以下の通り複数のステップを経る必要があり、それなりの労力がかかることを覚悟しておきましょう。
なお通信ログの保存期間は数か月間ですので、初動が遅れるとIPアドレスを特定できないおそれがありますから、注意が必要です。
犯人がどこの誰なのか判明したら、民事訴訟で損害賠償金を請求する、刑事告訴するなどの手続きを弁護士に相談しましょう。
誹謗中傷が一度ネットに掲載されてしまうと、短い時間に不特定多数の人々の目に晒されることになります。ネット上の情報は真偽がどうあれ瞬く間に広まってしまいますから、スピーディーな対応が非常に重要なのです。
自力で削除依頼や犯人特定を行おうとした場合、たしかに弁護士費用は浮くかもしれませんが、手続きに慣れていないために対応が遅れてしまうおそれがあります。
なるべく早い段階から、ネットの誹謗中傷・風評被害に詳しい弁護士に相談されることをお勧めします。