2ちゃんねる&5ちゃんねる削除の弁護士費用内訳を徹底解剖

弁護士費用
  • 2ちゃんねる(2ch.sc)や5ちゃんねる(5ch.net)に誹謗中傷投稿を書かれてしまった!
  • 自分で削除依頼をしたほうが良いのか、それとも最初から弁護士に任せるべきなのか?

2chの誹謗中傷がどうしても我慢できない時、弁護士に依頼することになりますが、一番気になるのがお金の話です。

何にどれだけかかるのか、全部まとめていくらかかるのかなど、弁護士費用について知りたいはずです。

今回は、そんな弁護士費用の内訳、実際にかかる開示請求の費用等についてまとめて解説いたします。

弁護士費用の内訳|基本の費用5種

弁護士費用と、一言で言っても、実際にかかるお金の項目はたくさんあります。各項目について、どのくらいのお金がかかるのかを見ていきましょう。

着手金

まずは、着手金からみていきましょう。着手金という言葉自体は聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

着手金とは、2ちゃんねる(2ch.sc)や5ちゃんねる(5ch.net)の誹謗中傷投稿などの弁護士が手続きを開始する際に「最初に支払うお金」のことです。

大抵のケースで、依頼時に一括で支払う必要があります。

費用は、弁護士事務所に寄って異なりますが、5万円〜20万円程度と見積もっておきましょう。もっとも、依頼内容によって着手金は変わります。

なお、弁護士事務所によっては「着手金無料の事務所」(いわゆる成果報酬型)もあります。

法律相談料

法律相談料とは、法律トラブルについて弁護士に相談するときにかかる費用のことです。例えば、弁護士事務所に依頼したいけれど、どの事務所にしようか迷っている。そんなとき、とりあえず話だけ聞いてみて比較しようという方もいらっしゃいます。

実際に依頼するかどうかは別で、どんな解決方法があるのかなど話を聞くことができます。相談料については、30分5000円程度ですが、「初回は無料」という法律事務所も多いです。

成功報酬

着手金以外に、大きな出費となるのが成功報酬です。報奨金と呼ばれたり、成果報酬と呼ばれたりすることもあります。

これは、トラブルを実際に解決できた際にかかる費用のことです。2ちゃんねる(2ch.sc)や5ちゃんねる(5ch.net)の誹謗中傷投稿の削除依頼をした場合、削除が無事行われ解決できた際に支払うことになります。

相場としては、「5万円〜20万円」程度となりますが、どんな内容を依頼したかによっても左右されます。

また、成功報酬は無料の場合もあるので、ここは最初に聞いておくべき内容です。

裁判所費用(実費)

弁護士費用として弁護士に渡すお金には、裁判所費用(実費)もあります。

このお金は、実際には弁護士に支払うのではなく、裁判所に支払うお金となります。

内容によっても異なりますが、一般的には、1,2万円程度かかります。仮に、発信者情報の開示請求などを行う場合は、印紙代として13,000円、予納郵便切手が5,000円必要となります。

日当

依頼した事務所から遠い裁判所にて裁判を行う場合には、交通費や弁護士の日当もかかります。

特にプロバイダに対し開示請求をする場合は、東京地方裁判所で行うことが多い(東京に営業所を持つプロバイダが多いのが理由)ので、地方にお住いの方は、ここを考慮しておくべきだと思います。

書き込み・悪口投稿の削除費用

では、2ちゃんねる(2ch.sc)や5ちゃんねる(5ch.net)の投稿削除には、一体全部でいくらかかるのでしょうか。削除を依頼するのか、損害賠償を請求するのかなど依頼内容によっても変わってきますが、実際にかかる費用の相場や任意削除・仮処分にかかる費用についてみていきましょう。

費用全体の相場

まず、費用全体にかかる相場についてです。

最初にいっておきたいのは、弁護士費用は弁護士事務所によって料金が変わります。実際の事案の内容やどのように解決していくかによっても変わります。ここに書いてあることが絶対ではないので、だいたいの目安として理解してください。

2ちゃんねるトラブルに関しては、着手金が10万円〜20万円程度となります。そして、成功報酬は20万円〜30万円程度が相場となるでしょう。また、先ほどご説明した通り、裁判所費用や日当などもかかると想定しておくべきです。

また、削除といっても、レス単位の削除か、スレッド全体の削除かで費用はかわりますので、まず弁護士に相談する必要があります。

任意削除の請求費用

まず2ちゃんねるの投稿削除で最初に行われる方法が、「任意削除の請求」となります。

任意削除の依頼方法ですが、メールや2ちゃんねる運営元が指定する削除依頼方法に基づき、削除依頼を「弁護士の名前」で行います。

着手金が5万円程度成功報酬も5万円程度が相場といえるでしょう。

仮処分の請求費用

任意の削除請求に応じてくれない場合は、「削除命令の仮処分」を裁判所に対し請求することになります。実際、2ちゃんねるの場合は、任意で削除を実行してくれるケースが少ないのが実情です。そのため、裁判所に仮処分をお願いするケースが多くなっています。

仮処分にかかる費用については、次の通りです。着手金については、10万円〜20万円程度、そして、成功報酬は15万円〜20万円程度となっています。成功報酬については、取らない弁護士事務所もありますが、この場合、着手金が高くなっているケースもあるので、費用全体で確認することが大切です。

また、これ以外にも、裁判所費用として2,000円の印紙代を支払います。これは、投稿1件についてかかる費用です。2件、3件となる場合は、その分印紙代がかかります。予納郵便切手としても、これにプラスして数千円かかることになります。2ちゃんねるの場合、外国法人となっているため、フィリピン法人への送達となります。

この場合、郵便切手代が多く発生すること、そして英文の文書を送達するため、自分で翻訳ができない場合には、翻訳者を雇うお金もかかります。

また、遠方の裁判所である場合は、弁護士の交通費と日当がかかります。日当は1日1万円〜5万円程度です。

以上をまとめると、削除の仮処分1つを行う場合でも、20万円代後半〜40万円代後半程度の費用がかかることになります。

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書き込んだ犯人を特定する費用

書き込んだ犯人を特定する場合の弁護士費用の相場について見ていきたいとおもいます。

投稿者情報の開示の任意請求の費用

投稿者を特定する場合、任意削除と同じく、2ちゃんねるの運営元に働きかけることになります。

まず、メールで任意で投稿者情報の開示を求めます。仮に、ここで投稿者情報を開示してもらえた場合には、プロバイダに投稿者情報の開示を任意で請求し、無事投稿者特定に至ります。

これらすべてが、任意(裁判所外)で解決した場合には、着手金が5万円〜10万円程度、成功報酬が5万円程度となります。

開示請求の費用

任意で投稿者情報を開示してくれない場合は、「発信者情報開示請求の仮処分」を裁判所に請求します。

費用については、削除の仮処分を請求した場合と同程度となります。具体的には、着手金については、10万円〜20万円程度、そして、成功報酬は15万円〜20万円程度となり、これ以外に裁判所費用など数千円がかかります。

開示の仮処分を請求し、無事IPアドレスの開示が行われた場合、次に行うのはプロバイダに投稿者情報の開示を請求します。任意で応じてくれた場合には、着手金が5万円〜10万円程度、成功報酬が5万円程度となりますが、裁判所にて請求を行う場合には、着手金が20万円〜30万円程度、成功報酬が15万円〜20万円程度となります。

このように、犯人の特定にかかる費用は、安い場合で10万円程度、裁判所を通す場合には「25万〜90万円」とコストがかかることがあります。

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慰謝料・損害賠償請求にかかる費用

これだけのコストをかけて投稿者を特定するなら、損害賠償・慰謝料請求をする必要があります。

損害賠償請求については、各弁護士事務所によって料金体系が大きく異なります。そのため、ここも目安程度に考えてください。

まず損害賠償請求は、投稿者を特定しない限りすることはできません。そのため、損害賠償請求の前提として、投稿者の特定が必要となりその費用がかかります。

任意の請求でとどまり、解決した場合は着手金が10万円程度、成功報酬が回収額の16%程度となるのが相場です。裁判所を通して請求しなければいけない場合は、これにプラスして着手金が5万円〜10万円程度となり、成功報酬は同じです。

弁護士費用のコストを抑える方法

最後に、弁護士費用のコストを抑える方法について見ていきましょう。

相談料無料・着手金無料・成功報酬無料を狙う

ご説明した通り、弁護士費用には、様々な項目があります。各項目につきお金が発生するので、何かが追加されるたびにお金がかかってきます。

これを少しでもコストダウンするためには、「〜無料」というものに注目すべきです。具体的には、相談料無料・着手金無料・成功報酬無料という文言です。

着手金無料の場合、最初からお金を用意するのが難しいというケースにおすすめです。ただし、着手金無料の場合、成功報酬など他の項目が割高になっているケースもあるので注意が必要です。

これ以外にも、完全成功報酬制などとして、相手方から回収できたお金がある場合に報酬が発生するというものです。損害賠償請求をする場合には、相手の資力について不明なことが多いと思います。そんなときには、完全成功報酬制の方がメリットは大きいでしょう。

追加費用割引を利用

「追加費用割引」を実施している弁護士事務所もおすすめです。

先述した通り、任意の請求ができない場合、裁判所に対する仮処分へ移行する場合があります。このような場合、新たに着手金がかかってしまう事務所もありますが、この着手金につき割引を受けられることになります。

損害賠償手続きを行う場合でも、投稿者特定から損害賠償請求手続きに移行する場合に割引のメリットが得られます。

2ちゃんねるの投稿削除の場合、1つの問題に関連した請求を数多く行うことが通常です。このような割引サービスが適用される弁護士事務所に依頼するほうが、結果的にはコストダウンにつながるはずです。

東京の弁護士を選ぶ

2ちゃんねるの場合、運営元が外国法人となります。この場合、投稿削除や発信元の開示請求は、東京地方裁判所にて行われます。

そのため、地方の弁護士を雇った場合、日当や交通費など諸経費が多くかかってしまいます。

したがって、最初から東京の弁護士事務所に依頼するとこの費用の節約になるはずです。また、都心にはインターネットトラブルに強い弁護士が多くいますので、弁護士事務所を選ぶ際にも比較できるのが利点だと思います。

地方にお住いの方は、少し不便だと思いますが東京の弁護士事務所に依頼することが節約になるケースがあることを検討材料として考慮することをおすすめします。

■参考ページ
東京都対応のネット誹謗中傷・名誉毀損に強い弁護士事務所一覧
https://www.fuhyo-bengoshicafe.com/office/tokyo

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ミラーサイトの削除請求は自分で行う

ミラーサイトやまとめサイトの削除請求については自分でできるケースもあります。というのも、ミラーサイトは2ちゃんねるほど削除依頼が大変ではありません。

ミラーサイトなどの他の掲示板では、簡単に削除依頼ができるボタンなどが用意されていて、簡単に削除が実行できるケースがあるからです。フォーマットがない場合でも、メールにて削除依頼をすれば、実行してくれるケースは数多くあります。

実際に、先述した統計では、2ちゃんねるを含めた他の掲示板の任意削除実行率は90%を超えています。自分で削除依頼をしても、削除してくれる可能性はかなり高いでしょう。

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まとめ:2ちゃんねるの書き込み削除は可能か

2013年、警視庁から委託された民間団体「インターネット・ホットラインセンター」の統計によると、2ちゃんねるに対し任意の削除請求を行った違法な投稿について、削除が実行されたのは、わずか9.9%という結果が出ています。2ちゃんねるを含め、他のサイトでの削除実行率が96%であったことを考えると、この数字はかなり低いといえます。

また、5ch.netというものと、2ch.scという掲示板があり、ここに2つには同内容が記載されることになります。削除依頼をする場合は、両方にしなければ完全に削除はできません。この2つの掲示板は運営者も異なり、削除方針も違うため、削除手続きは困難になる原因の一つです。

ですが、裁判所に仮処分を求めれば、削除はほぼ確実になります。2ちゃんねる側も、「裁判所の仮処分決定を得たものについては、削除を実行する」というルールを設定しています。

つまり「弁護士に依頼すべきところは依頼する」という手段をとることが賢い選択だといえるでしょう。

5ちゃんねるが認めた弁護士に相談する

仮処分は実際には、自分で請求することも可能です。ですが、法律の知識がない方が1人で行うのは、手続き上大変です。一筋縄ではいかない現状もあります。

ただ、「5ちゃんねるが認めた弁護士」なら、リーガルマインドをもっており、任意交渉の成功率に長けています。

削除するなら、経験豊富な5ちゃんねるが認めた弁護士に依頼するのがおすすめです。

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