Twitterの位置情報から住所特定?|特定されない方法とは

Twitter上の位置情報と特定

近年ではスマートフォンのGPS機能を利用して、あらゆるサービスで位置情報が活用されています。
SNSであるTwitterも、その1つであるといえるでしょう。

しかし、この位置情報も含めて、Twitterの投稿に気をつけないと知らない間に住所や個人が特定されてしまうことがあります。

そこで今回は、Twitterの位置情報の取り扱いや、特定をされない対策法などを解説していきます!

Twitterでの位置情報

以前までは、Twitterでもツイートに位置情報が掲載されているシステムになっていました。
しかし、ほとんど使われていなかったことから2019年以降廃止されています。

とはいっても完全に廃止したわけではなく、Twitterアプリのカメラ機能から投稿する場合には位置情報のタグ付けが可能です。

それでも、標準ではこの機能はオフになっており、設定でオンにしていない限りは位置情報が勝手に掲載されることはありません。

自分のツイートを見て、位置情報が載っていなかったら機能がオフになっていると考えていいでしょう。

位置情報がオンになっていたら?オフにする方法

ここでもし、位置情報が載っていた場合には設定をオフにすることができます。

これに関しては、①Twitter上で位置情報をオフにする方法と、②スマホ本体から位置情報をオフにする方法があります。

①Twitterアプリで位置情報をオフにする方法

これはスマホからでもパソコンからでもできる設定方法です。

【スマホアプリ版】

  1. ホーム画面の左上にある三本の線をタッチ
  2. 「設定とプライバシー」をタッチ
  3. 「プライバシーとセキュリティ」をタッチ
  4. 「位置情報」の「正確な位置情報」をオフにする

【PC版】

  1. ホーム画面右上のアイコンをクリック
  2. 「設定とプライバシー」をクリック
  3. 「プライバシーとセキュリティ」をクリック
  4. 「位置情報付きでツイート」をオフにする
  5. 「変更を保存」でパスワードを入力してクリック

②スマホ本体の設定から位置情報をオフにする方法

【iPhone版】

  1. 設定アプリを開く
  2. 「プライバシー」をタッチ
  3. 「位置情報サービス」の中の「Twitter」を選択
  4. 「許可しない」をタッチ

【Android版】

  1. 設定アプリを開く
  2. 「アプリ(と通知)」の中から「Twitter」を選択
  3. アプリの権限で「位置情報」をオフにする

また、ツイートをする際に画面の中央下に出てくるピンアイコンをタッチすることで、投稿ごとにオフにすることも可能です。

既に投稿してしまったツイートから位置情報を削除するには?

上記の方法は、設定以降に位置情報が載らなくなる方法です。
そのため、今まで投稿していたツイートから位置情報を消すには、別の方法を取る必要があります。

  1. ホーム画面の左上にある三本の線(PCなら右上のアイコン)をクリック
  2. 「設定とプライバシー」をクリック
  3. 「プライバシーとセキュリティ」をクリック
  4. 「位置情報」の「位置情報を全て削除」をタッチ

これにより、ツイートは残したまま、付属していた位置情報だけを消すことができます。

Twitterの位置情報機能がオフなのに特定されることはあるの?

Twitterで位置情報がのって怖いのは、個人や住所が特定されることですよね。
それでは、位置情報をオフにすればプライバシーは守られるのでしょうか。

位置情報データ自体が漏れることはない

結論からいうと、基本的に位置情報をオフにしていればTwitter上で位置情報データ自体が漏れることはなくなります

また、スマホで撮影した写真には「Exifデータ」という位置情報のデータが含まれていることがありますが、最新版のTwitterではこれを自動で削除する機能がついています。

それでも気になる人は、スマホのカメラアプリの位置情報権限をオフにするといいでしょう。

注意!投稿したツイートから身元を特定されることはある

ここで注意したいのは、位置情報データ自体が漏れることはありませんが、投稿したツイートを組み合わせて住所や個人情報を特定されることは有り得るということです。

  • 写真の背景のシンボルマーク(東京タワーや自治体特有のマンホールなど)
  • 部屋の写真からわかる間取りや日当たり
  • 顔写真の瞳に反射した景色
  • レシートや伝票の写り込み
  • 調べれば場所がわかってしまうツイート(店のオープン情報や電車の運転見合わせなど)
  • プロフィール欄の記載
  • フォロワーやリストの情報

これらのように、位置情報をオフにしていたとしても、住所を特定するのに必要な情報はあらゆるところから入手することができるのです。

実際に身元・個人情報が特定された事例

参考までに、Twitterの炎上によって個人が特定された流れを見てみましょう。

2011年、ある女子大学生が、アルバイト先に芸能人がカップルで来店した旨をTwitter上で投稿し、炎上した事例です。
その結果、バイト先や顔写真などの個人情報が晒されてしまいました。

  1. Twitterのプロフィール欄から大学・学部を確認
  2. Twitterの登録リストから出身高校が女子学院であることを確認
  3. ユーザー名に「tkng」があることから、苗字が「徳永」「竹永」に類推
  4. 類推された苗字からmixiアカウントを特定
  5. mixiの参加コミュニティから予備校名・大学名・入学年度を確認
  6. Twippleの写真からWホテル内でアルバイトをしていることを確認
  7. Google検索で大学・氏名を検索し、洋弓部に所属していることを確認
  8. 過去のツイート(「22階から見る景色」「忙しかった。そんなに高級鉄板焼きが食べたいか」)から、ホテル22階にある高級鉄板焼店を検索。勤務先が「恵比寿」であることを確認
  9. Facebookアカウントが発見され、顔写真が拡散される

このように、Twitterでの複数の情報や、他のSNSの投稿を組み合わせて特定される可能性は十分にあります。

また、ネット上ではこのような特定を得意とする人(特定屋)がおり、依頼によって居場所や個人を特定するということもあるようです。

Twitterでの身元特定を防ぐには|プライバシーを守るための対策

それでは、上記のように住所や個人情報が特定されないようにするにはどうすればいいのでしょうか。

ここからは、対策についてご紹介していきます。

Twitter特定対策① 位置情報をオフにする

まずは先述した設定方法を使って、Twitterの位置情報機能をオフにしましょう。

逆に位置情報をオンにしてツイートをすると、旅行先などでない限り生活圏の推測がかなり容易になってしまいます。

Twitter特定対策② 個人情報を迂闊に記載しない

次に、個人情報をネット上になるべく記載しないようにしましょう。

TwitterでもInstagramでも、同じ学校の友達を見つけるためにプロフィール欄に個人情報を記載する人が多くいますが、その分ネット上に自分の個人情報を漏洩していることに留意してください。

出身中や現在の高校名がわかれば大体の住所の範囲を絞ることも可能ですし、アイコンの顔写真から学校を特定された後にストーカー被害に遭う可能性も否定できません。

Twitter特定対策③ 投稿内容に気を付ける

写真や呟く内容等、投稿内容にも気を付けましょう

背景に目立つシンボルが入っていないか、家の周りだとわかってしまう写真でないか確認することが大切です。
学生服が写っていると、そこから学校が特定されることもあります。

また、検索すれば場所が限定できてしまうような情報(事故・事件・近所の個人営業店の情報等)になっていないか、ツイートする前に一度見直しをするようにしましょう。

Twitter特定対策④ 鍵アカウントにする

とはいえ、どんなツイートならいいのか見極めたり、完全にプライベートを遮断した投稿をするというのも難しいことでしょう。

そこで、鍵アカウント(非公開アカウント)にするという手段もあります。

確実に友達であるとわかるアカウントだけをフォローし、見知らぬ第三者からはツイートが見れないようにすれば、ある程度のプライバシーも守ることができます。

Twitter特定対策⑤ フォロワーも確認する

フォロワーのアカウントやツイート内容を確認することも大切です。

いくら自分が気を付けていたとしても、フォローしている人やフォロワーが学校名などの情報を公開していたり、集合写真などを投稿したりしていると、そこから特定される可能性もあります。

先述した事例からもわかるように、リスト名などにも気を配る必要があります。

まとめ

以上が、Twitterでの位置情報について、及び特定への対策方法です。

Twitterに限らず、ネット上ではあらゆるSNSの意外な情報から特定されることが多々あります。

完全に防ぎきることは難しいかもしれませんが、少しずつ対策をして自分のプライバシーを守れるようにしましょう。

また、誰かから住所や個人が特定されて困っているのであれば、取り返しのつかない被害が起きる前に警察や弁護士などの専門家に早めの相談をすることをお勧めします。

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