Googleサジェストを削除する方法!必ず知っておきたい7つのこと

関連キーワード

Google検索結果の3つの要素

検索結果

Google検索結果には、大きく分けて下記3つの要素が表示されます。

①サジェスト・入力補助 検索欄に、検索ワードを入力中に検索ワード候補が表示されるもの。
②関連キーワード 検索ワードと組み合わせて検索されるキーワードや、関連性の高いキーワードを機械的に収集し、検索回数の多いものを自動的に表示することで、再検索を補助する機能です。関連検索ワードは、検索結果の検索語入力欄の下や、ページ下部にリンクで表示されます。
③検索結果 検索ワードを入力して、検索した結果

特に①サジェスト・入力補助は、検索欄に表示され、検索ユーザーへの影響が大きい部分で、ここに「ネガティブな情報」が表示され問題になる場合があります。

今回は「①サジェスト削除・入力補助」に関して、知っておくべき情報を解説致します。

検索エンジンのサジェストとは?その問題

Googleやyahooなどの検索エンジンの検索ボックス・検索窓に検索キーワードを入力した時、あるいは、入力ワードを入れている途中に、検索キーワードと一緒に検索される確率が高い複合検索ワードを予測して、自動的に表示する機能を「サジェスト機能」と呼びます。

サジェスト

他の言い方としては、下記のようなものがあります。

  • Yahooの予測変換機能を「入力補助機能」
  • Googleの予測変換機能を「サジェスト機能」「オートコンプリート機能」

元々は、2011年にGoogleはサジェスト機能を実装しました。

従来は10個されていたサジェストは、現在は8個表示されるように変更されています。また、スマホとPCでは、Googleサジェストワードが違うことがあります。

しかしそんなGoogleサジェストですが、問題点もあります。

たとえば、会社名で検索した場合に「ブラック」が併せて表示されたり、倒産もしていないのに「倒産」と出ると風評被害になりますし、不起訴であったのに自分の名前検索(エゴサーチ)で「逮捕」「前科」などのようにサジェスト表示されてしまうと、検索ユーザーに誤解を与える可能性があり、大きな問題となります。

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Googleサジェスト問題と裁判

近年、Googleサジェスト機能によって表示されるネガティブな言葉が、裁判で名誉毀損やプライバシー侵害にあたると判断が下されるケースが出てきました。

Googleの検索で自分の名前を入れると身に覚えのない犯罪行為が表示されるとして、ある男性が削除を求めて裁判を起こしました。2013年4月16日、東京地裁は男性の名誉毀損を認め、Googleに対して検索表示の差し止めと損害賠償を命じる判決を下しました。この「サジェスト機能」をめぐる訴訟は世界中で後を絶ちませんが、国内では初めてGoogle敗訴の司法判断が下されました。

身に覚えのない記事、あるいは、過去に起こしてしまった「前科」がでるサジェスト機能は、事実だとしても、ある一定の条件が満たされればプライバシー侵害として削除が可能になる場合があるということです。

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また、裁判については、下記記事も詳しいため、併せてご参照ください。

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YahooとGoogleのサジェスト予測変換の違い

YahooとGoogleではサジェスト表示、予測変換の仕組みが違うので、「なぜこのワードが表示されたのか?」と理由を考える上で参考にしてください。

Yahooサジェスト予測変換の表示仕組み

Yahooサジェスト予測変換の表示の仕組みは簡単で、下記のとおりです。

  • 検索クエリーが大量に送られている(多くのユーザーがそのワードで検索している)

たとえばSNS(Twitter)や2ちゃんねるに話題に上がってきたテーマを、さらに多くの人が書き込んだりすると、リアルタイムに予測変換に反映されるのがYahooの特徴です。

また、大量の検索の打ち込みによる反映についても、Yahoo予測変換の特徴といえるでしょう。

Googleサジェスト予測変換の表示の仕組み

  • 検索クエリーが大量に送られている
  • サジェストワードが含まれるページが多数存在していること

Googleはサジェストが操作されないように、クエリに関するページがしっかり存在していること、また、ページ内にそのキーワードが含まれていることなどを、検索サイト上から裏付けをとった上で表示します。

つまり、Yahoo検索と異なり、大量に検索されたからといって、必ずしも表示されるわけではありません。

Googleのサジェストを操作することは難しい理由はそこにあります。

しかし、2ちゃんねるなどの、拡散しやすいサイトに大量に書きこまれた場合、関連ワードとして表示される可能性があるので、対策する場合は、そういったページを削除していくことが重要になります。

Googleサジェスト対策で評判のサービスまとめ

サジェスト削除・非表示サービスを展開しているサイトを比較検討してみました。

①A社 法的なアプローチ

削除・非表示手法 法的アプローチ
特徴 逆SEOを使わず、削除成功率が99%であること。ノーリスクなのが特徴的。
弁護士に関する記載はなし。
削除期間 3週間~5週間
料金 記載なし

②B社 システム的な打ち込みをするサービス

削除・非表示手法 システム的な打ち込みをしている模様。
特徴 ログをとって削除の経過を確認できる。
削除期間 施策開始より2ヶ月~3ヶ月
料金 記載なし

③C社 弁護士が削除代行するサービス

削除・非表示手法 顧問弁護士による法的処置でネガティブワードを削除する
特徴 弁護士が削除申請代行を行うと明記している
削除期間 記載なし
料金 ¥84,000~

削除・非表示サービスまとめ・注意点

  • 削除と非表示の手法の主流としては、「弁護士による削除申請が主流」。
  • 削除には法的な根拠「名誉毀損」等が必要となる。
  • 一部、弁護士削除をうたっている誹謗中傷業者が目立つが、非弁行為になっていないか確認が必要。
  • 削除期間が2~3ヶ月が多い理由は、削除申請に回答してくるGoogle社の期間を指している模様。
  • 弁護士削除でも、裁判(仮処分申請)ではなく、任意交渉(削除申請)であるケースが多い。
  • 費用相場は、8万円程度が多いが、場合によっては高額になるケースも有り。

サジェスト削除をうたう誹謗中傷対策業者には注意

Googleサジェスト削除や関連キーワード削除は、システム的な対応が難しいため「法的アプローチ」で弁護士が代理で削除申請するサービスが多いことが特徴です。

しかし、誹謗中傷業者は、そもそも法的代理人になることができません。

また、誹謗中傷業者が、本人になりすまして、削除申請することも違法行為です。

弁護士以外の業者が、代行削除申請することは、非弁行為となるのでサービス提供会社がどのように削除するのか確認し、弁護士を通した削除申請であるか必ず確認が必要です。

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仮に弁護士資格がないものが、代理削除申請をすると「違法行為にあたる可能性」があり、トラブルの元となります。

なお、Googleへの削除申請時にも、第三者が申請する場合、法定代理人の資格をもっているか確認が問われます。

弁護士依頼でも誹謗中傷対策会社が斡旋していないか確認

では「依頼主→誹謗中傷業者→弁護士→削除申請」というかたちで、誹謗中傷業者が仲介して削除申請した場合はどうなるでしょうか?

残念ながら、報酬を受けとって弁護士を紹介する行為も、非弁行為で違法です。

※誹謗中傷対策業者から弁護士への委任状のサインを求められた場合は、非弁提携の恐れがあるため要注意です。

弁護士には、報酬を受け取っての仲介が弁護士法で厳しく禁止されているため、直接依頼しかできません。

更に、「無料で紹介しているので問題ない」という誹謗中傷業者がおりますが、本当の弁護士なら、依頼主と直接契約しないで仕事を受けることはありません。こちらも注意が必要です。

自分でも削除できる!Googleサジェスト削除申請フォーム

Googleは「オートコンプリートポリシー」に違反しているサジェストワードに対しては、削除対応してくれます。そのため一度、自分で削除申請を試してみるのも良いでしょう。

オートコンプリート ポリシーとは?

露骨な性表現を含む検索候補
Google では、露骨な性表現や下品な描写を含む検索候補を削除します。ポルノ用語またはポルノに密接に関連する用語は、検索候補から排除されます。ただし性教育に関連する場合など、人体構造に関する医学用語または科学用語を含む検索候補は認められています。

集団および個人に対する差別的な検索候補
Google では、人種、民族、宗教、障害、性、年齢、国籍、従軍経験、性的指向または性同一性に基づいて個人や集団を中傷する、または侮辱する表現を含む検索候補を排除します。

暴力的な検索候補
Google では、あからさまな暴力描写を含む検索候補や、一般的に暴力を助長するような検索候補を排除します。

危険かつ有害な行為を助長する検索候補
Google では、現実的に危害をもたらす恐れのある危険な行為、または犯罪行為を奨励する検索候補を排除します。

参考外部サイト:Google検索ヘルプ「オートコンプリート ポリシー

サジェスト削除申請のURLと注意点

まずは、下記のフォームを使って削除申請してみることをお勧めします。

https://support.google.com/legal/contact/lr_legalother?product=searchfeature

但し、削除申請は1回目が勝負になります。何度も申請すると、Googleは「既に一度回答しております」と、返信が来るようになりますので、何度も申請ができるわけではありません。

自分で削除申請はできますが、法的な知識に乏しく、削除理由など明確に記載できない場合は、弁護士に依頼して、削除申請してもらうとよいでしょう。

また、どういうワードなら削除申請で消えるか弁護士は経験上わかるので、無料相談を利用して削除かのうか事前にきいてみてもよいでしょう。

Googleサジェスト削除は弁護士による削除申請方法がオススメ

直接弁護士に依頼しよう!

そもそも削除申請自体は、自分では「何が権利侵害にあたる表現なのか」判断が付かず申請理由も、分からないことが多いでしょう。

ネットの情報を鵜呑みにして、そのまま自分で削除申請を書くのではなく、専門家の判断をもらって、関連ワードのどの部分が、法律に照らして権利が侵害されているのか、適切に申請を出すことが、確実な削除対応へとつながると言えるでしょう。

ネットに強い弁護士を探して、直接弁護士に相談し、弁護士に削除依頼し、弁護士による代理削除申請、法的な裏づけをもって申請しましょう。

なお、削除依頼に、対策業者が仲介すること自体、責任の所在が不明でトラブルの元になります。

本サイトでは、関連検索キーワードでの誹謗中傷に強い弁護士を掲載しており、無料相談も受け付けておりますので、悩まず、まず相談してみましょう。

弁護士削除ができない場合はサジェスト削除の専門業者へ

弁護士削除・削除申請フォームで削除できなかった場合は、専門業者に相談する方法が良いでしょう。

システム的にも対応しているので相談してみるとよいでしょう。

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まとめ

  • その1.Googleサジェストは、スマホとPCで表示内容が異なることがあり、8個表示される
  • その2.お名前検索で、不適切なワードが表示されると名誉毀損、プライバシー侵害が起きる
  • その3.Googleサジェストは、検索クエリーの量とサイトの存在がカギを握っている(サイト削除が重要)
  • その4.サジェスト削除をうたう誹謗中傷対策業者は非弁行為といった違法行為をしていないか注意する
  • その5.Googleサジェスト削除フォームを利用すれば自分でも削除可能
  • その6.弁護士無料相談を活用してみる
  • その7.Googleサジェスト削除は裁判にも強い弁護士による削除申請がオススメ

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