インスタ映えで大迷惑!キラキラ女子の闇と心理
現在、特に10代〜20代の若い女性の間で流行となっているInstagram。 これに関連して「インスタ映え」という言…[続きを読む]
最近、以下のようなインスタの乗っ取りについての悩み・疑問が増加中です。
実際、インスタグラムは大人気アプリゆえに、友だちによる乗っ取り被害だけではなく、全然知らない人からの乗っ取りも多くなっています。
インスタの乗っ取りのような状態になってしまった場合は、今すぐ対処が必要です。そこで今回は、インスタの乗っ取り被害への対処法・予防法や、犯人が誰かバレて分かるのかなど犯人特定の方法についてわかりやすく解説します。
目次
まずは、インスタの乗っ取り被害・不正ログイン被害の現状やその目的、乗っ取りの確認方法までご説明します。
最近インスタグラムの乗っ取り被害が急増中です。インスタグラム自体は、2010年から始まった画像共有アプリで、それほど新しいアプリではありません。しかし、ここ数年「インスタ映え」という言葉がトレンドになるほど多くの人が使い始め、利用者増加とともに被害が増えています。
その中でも、最も大きな問題の一つが「アカウントの乗っ取り被害」「不正ログイン 」です。
具体的な内容は、不正に取得したパスワード等を用いて、他人のアカウントにアクセスし勝手に写真を投稿したり、所有者がアクセスできなくなるように細工すること等があります。
有名人の被害としては、渡辺直美さんのアカウントが乗っ取り被害に遭ったことが有名です。もっとも、最近ではフォロワー数に見境なく乗っ取りが行われていたり、友達同士での乗っ取りも多く、つまり誰でも乗っ取られてしまう可能性はあるということです。
では、乗っ取りが行われる原因は何でしょう。なぜ犯人は面倒な乗っ取り行為を行うのでしょうか?
インスタアカウントの乗っ取りを行う目的は、以下に集約されます。
友達同士で乗っ取り合いなどもありますが、基本的には、お金にすることを目的としています。
有名な手口としてはサングラスで有名な「レイバン」を安く販売するという広告をインスタグラムで投稿されるという被害です。
アクセスした人が商品を購入しても、商品が発送されることはなく、詐欺被害に遭います。これ以外にも、インスタの友人にダイレクトメッセージ(DM)を送ることで個人情報を調べる、詐欺行為を行うという手口もあります。
また、友達・元カノ・元カレによる嫌がらせ目的というのも散見します。別れた恋人や友人の嫌がらせでアカウントがハッキングされてしまうことがあるのです。
具体的には、公開したくないプライベートな写真が投稿される被害があります。
上記のように、インスタの挙動に不信感を感じた場合、早速、乗っ取りかどうかを確認してみましょう。
「しばらくインスタグラムを見ていない」という方も大変なことになっていないかチェックしておいてくださいね。
乗っ取り被害は、パスワードが変更され「アクセスできなくなる」というのが典型的な手口ですが、段階を踏んで徐々に行われることが多いのです。
乗っ取りは必ずバレます。その兆候、手口としては、以下が挙げられます。
まずは、アカウントのフィードをチェックして、知らない画像が投稿されていないか確認してみるのが良いでしょう。
知らない画像やプロフの画像が切り替わっている場合は、乗っ取りの可能性があります。
また、アクセスできなくなる被害の直前に「知らないフォロワーが増えた!」という方も多いので、確認しておきましょう。
3つ目は、インスタグラムの運営元から知らない間にパスワード変更の通知があれば、ほぼ確実に乗っ取り被害にあっています。
次に、乗っ取り被害への対処法を「ログインできる場合」と「ログアウトさせられたままで、ログインできない場合」にわけてご説明します。
乗っ取り犯を逮捕できるのかについても見ていきましょう。
「知らない画像の投稿がある」など乗っ取りの兆候がある場合は、次の2つを実行するようにしてください。具体的には①パスワードを変更する、②他のSNSアカウントのパスワードも変更する、です。
ログインできる場合は、インスタのパスワードを変更するのが一番簡単な対処法です。パスワード変更の方法は以下の通りです。
以上を実施した後、パスワード変更のメールが来ているかどうかを確認して終了です。
SNSアカウントのパスワード使い回していませんか?
つい忘れがちなことですが、パスワードを使い回している場合は、他のSNSも乗っ取られるケースがあります。
念のためパスワードを削除し変更しておきましょう。
もしも自分のアカウントにログインできない場合は、すでに乗っ取り犯にパスワードが変更されている可能性が高いでしょう。
対処法としては、①パスワードを再度変更する方法をとるか、②インスタグラム運営元に報告する、の2パターンがあります。順に見ていきましょう。
自分の利用しているスマホがアンドロイドスマホかIphoneかどちらか確認してから、パスワードを削除し再変更してみましょう。
インスタグラム運営元に報告するのが一番良い対処方法・解除方法でしょう。
自分の利用しているスマホがアンドロイドスマホかIphoneかどちらか確認してから、運営元に報告して乗っ取りを解除してもらいましょう。
なお、インスタグラム側からは通報した後に「ID認証の自動返信」が届きますので、以下のどちらかの認証方法選択(あるいは両方)し、返信してください。
以上の手順が終わったら、インスタグラムからアカウントを取り戻す方法、乗っ取り解除について記載した内容のメールが送られてきますので、指示に従って下さい。
自分のアカウントが乗っ取りをされたら警察に通報した後に「逮捕してもらいたい」「犯人特定したい」と思う方もいらっしゃるでしょう。では、実際に乗っ取り犯を通報して捕まえることはできるのでしょうか?
実際のところ、SNSの乗っ取りで逮捕された事例はあります。2015年にFacebookに不正アクセスした会社員の男性が逮捕されています。不正アクセスにより、他人のプライベートな写真を閲覧し、性的欲求を満たしていたという事例です。
この事件では、「不正アクセス禁止法違反」で立件され犯人が特定されました。
ただ、ネット上での嫌がらせ目的の場合「名誉毀損」で訴えることも可能です。
また、詐欺目的の場合は次の被害者を出さないためにも、警察庁のサイバー課に連絡して犯人特定を行いましょう。都道府県ごとの犯罪相談窓口は以下のURLから見つけられます。
都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口等一覧:https://www.npa.go.jp/cyber/soudan.htm
もっとも、詐欺の場合で組織的犯罪の場合は相手を見つけることは困難なケースも多いのが実情です。相手が実際に逮捕されるかどうかは、捜査次第というところもあるでしょう。
また警察が動かない場合は「発信者開示情報請求」を行い、犯人特定を行い誰がやったか分かるようになります。
次に、乗っ取り被害にあわないために、自分でできる予防策をご説明します。1つずつ見ていきましょう。
パスワードに自分の名前や誕生日を入れていませんか?
パスワードは推測できるような文字列や短すぎる場合、ユーザー名からわかる文字列の場合は危険です。
設定する際には「アルファベット」「数字」「記号」を組み合わせて複雑なものにするのがオススメです。
管理するのが大変な人は、最近は「パスワード管理アプリ」を利用する人も多いです。
「SNSのパスワードは全部同じ!」なんて方は意外と多いと思います。
パスワードの管理は面倒ですが、パスワードを同じにしていると、1つのSNSで乗っ取られると他のSNSも乗っ取りができることになってしまいます。
特に「マルウェアによるパスワード詐取の場合」は、1つのアカウントパスワードがわかれば、次々に別のSNSにアクセスしていく仕組みがとられているため、すべてのSNSが乗っ取られてしまう危険があるのです。
「インスタグラムだけじゃなくて、LINEまでアクセスできない」なんてことにならないように、パスワードはすべて違うものを利用してください。
また、一度設定したパスワードは万能ではありません。定期的にパスワードは変更するようにしてください。
パスワードが定期的に変更されることで、仮の乗っ取り被害の兆候があったとしても被害を防ぐことができます。
不正ログインを防ぐためには、パスワード管理がもっとも肝心です。
若い人に顕著ですが、友達にパスワードを教えて、ふざけてインスタの乗っ取り合いをする人も多いようです。
お互い仲が良い時はまだ問題になりにくいですが、喧嘩別れした時などは悪質な復讐・嫌がらせ被害にあうケースが急増しています。
いくら親しい人であっても、アカウントのパスワードを交換したりすることはやめましょう。
最後に、二段階認証は必ず設定するようにしてください。
二段間認証とは、ログイン時に設定された電話番号にメッセージが届き、メッセージ内のコードを入力しないとログインできなくなる仕組みです。不正アクセスを回避することができるセキュリティ対策としては有効なので、必ず設定するようにしましょう。
二段階認証は、アプリのプロフィール画面から「三本線マーク」→一番下にある「設定」→「二段階認証」をタップして、設定を進めていけばOKです。予備の認証コードはスクリーンショットで撮っておき、保管しておきましょう。
インスタ関連の乗っ取り被害、不正ログインは毎日のように起きています。面倒で放置してしまっているという方は、一番危険です。あなたの個人情報だけでなく、友人も詐欺被害の危険にさらしてしまっている可能性があります。ひどい場合は警察に連絡をすれば犯人が誰かバレる場合もありますし、またアカウントの管理は定期的に行うようにしましょう。
また、SNS関連で被害に遭う人は年々増加中です。乗っ取り被害で笑い話しで済む場合ならよいですが、深刻なストーカー被害に合う方もいます。特に、フォロワーが多い方は、注意が必要です。
身に危険が及びそうな場合ははすぐに通報すること、そして必要ならば弁護士に相談してみましょう。